千年の歴史が息づく神仏習合の地
六郷満山

六郷満山(ろくごうまんざん)の六郷とは、古代国東半島の来縄、田染、安岐、武蔵、国東、伊美という六つの郷を指したもの。また「満山」とは山岳仏教寺院が使う言葉で、寺院の集合を称しています。奈良時代から平安時代にかけて成立したものといわれる六郷満山。古来の山岳信仰に天台仏教や浄土思想が結びついて宇佐神宮の神仏習合がとけこみ、神と仏が混然一体となった霊地は、やがて僧たちの修行の場として次々に寺院が建立されたといわれています。
六郷満山の寺院は学問をするための「本山」、修行をするための「中山」、布教をするための「末山」という3つに分類。全盛期には、その数は65にのぼり一大寺院郡となり華やかな仏教文化(六郷満山文化)が花開きました。
国東半島は六郷満山文化の名残が今も色濃く伝えられており古仏・古刹に刻まれた千年の祈りに触れることができます。

阿弥陀如来坐像と壁画
現存する九州最古の木造建築物 国宝 富貴寺大堂

平安時代に宇佐神宮の大宮司が祈願所として開いた由緒ある寺院。
国宝の大堂は、平等院鳳凰堂、中尊寺金色堂と並ぶ日本三阿弥陀堂のひとつにされており、現存する九州最古の木造建築です。その堂内には国指定重要文化財の本尊阿弥陀如来坐像と極楽浄土の姿を描いた壁画があり、いずれも平安時代の作といわれています。また、国宝の大堂のほかにも歴史ある数多くの文化財が所在している境内は国史跡に指定されています。

阿弥陀如来座像・四天王立像/不動明王(木彫りとしては日本最大)二童子像/大威徳明王像
至極の仏像に出逢える(国指定重要文化財)真木大堂(まきおおどう)

真木大堂はかつて六郷満山の中でも最大の規模で降盛を誇る大寺院だったといわれる伝乗寺のお堂のひとつ。
大堂に収められた9体の仏像はその名残と伝えられ、地元の人々の厚い信仰により大切に保管されてきました。
いずれも国の重要文化財に指定され、なかでも白い水牛にまたがり、六面・六臂(ろっぴ)・六足を持ち大憤怒といわれる激しい怒りの表情をたたえた大威徳明王像は、日本一の大きさを誇ります。

太郎天像・二童子立像
四季折々の景観が美しい「花の寺」
長安寺(ちょうあんじ)

六郷満山65カ寺を統括し六郷満山中山本寺として栄えた寺院。
境内の収蔵庫には、国指定文化財の太郎天像・二童子立像と19枚の銅板法華経が保管されています。また境内は、しゃくなげや彼岸花など多くの植物が四季を通じて咲き誇ります。
特に秋の紅葉はすばらしく圧巻。その美しい色彩が癒しのひとときを与えます。

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